2013/04/28

[Travel Writing] Journey to follow the cherry blossoms - 比叡山延暦寺編

2013年の桜旅の最後を締めくくるのは、世界遺産としても登録されている『比叡山延暦寺』です。
「滋賀の桜の名所と言ったらどこだろうなぁ…」と検索し、色々と素敵なスポットあるものの、この中で僕の琴線に触れたところ、ということで、この場所を選びました。

滋賀県の春の範囲も非常に広いんですよね。県の1/6を、琵琶湖が占めるわけですから、ほとんどのところが平地であり、また気温の寒暖も、津では大坂や京都とほとんど変わらず、北上して彦根~米原、さらに北上すると余呉等、その気温差もそれほど大きくはありません(何と言ってもそれ以北は北陸)。
しかし、西部の山沿いになると気候は一変。それほど標高が高くないにも関わらず、麓は初夏の気候なのに、山頂は場合によってはジャケット着込むくらいに寒い、という時があるくらいです。
延暦寺に行く前にも、初夏の季節に『びわ湖バレイ』に行きました。その時も、麓では日差しが強く結構暑かったにも関わらず、山頂では少し肌寒く、上着を羽織りましたから。幸い、風が弱かったので凍えるほどではないですけれど。 ^^;

そんな感じで、滋賀は意外にも春の範囲を感じることが出来る、とてもお得な土地なんだな、と思っております。




夜行バスに乗って草津で下車。そこから電車を乗り継ぎ、坂本駅へ。比叡山へはケーブルカーに乗って登るため、ケーブルカーの駅まで徒歩。この、坂本駅(さらにはJR比叡山坂本駅)から、ケーブル坂本駅間の道がとても美しく、青々とした青もみじに彩られている様は、まさに初夏ならではの光景でした。きっと秋には、この道の葉が一斉に赤くなるんだなぁ… そうなった時の光景を、もう一回見てみたいなぁ、と思った次第です。 ^^

ケーブルカーに乗って延暦寺へ。
延暦寺は、比叡山全域が境内となっているため、その土地の広いこと広いこと! 場内を巡るのにバスが通っているくらいです。勿論、徒歩でぐるりと巡ることが出来ますが、比叡山だけで1日を費やすくらいに十分な時間を取っているのであれば可能だと思います。
また、やはり山よろしく、アップダウンが多数あります。さらに上の山頂へ続く道もあるため、登山の格好で境内に訪れる参拝客もちらほら。さすがは天台宗の総本山。一介の社寺とは訳の違う規模の大きさに、驚きを隠せません。

しかしながら、肝心の境内の桜は、というと…
あ、あれ? 思ったほど植樹数が少ない… (・ω・)
今回の延暦寺訪問は、横川の方へは行っておりませんので、何とも言えないところがありますが、少なくとも東塔・西塔では、植樹されているもののそれこそ見渡す限りの桜! というわけではなく、ポツン、ポツン、とした感じ。個人的に一番豪華に思えたのが、東塔の阿弥陀堂前の枝垂れ桜。う~ん… (・ω・)
こ、これは僕がそこまでしっかりと延暦寺を調べきれていないからなのだろうか。期待が大きかっただけに、落胆こそしないものの、ちょっぴりガッカリな面もありました。その代り、境内では至る所で石楠花が。桜が咲いているのに同時期に石楠花も咲き誇っている、というのも珍しいのでは、と思いましたけれど、鮮やかなピンク色で境内を染めていましたので、それはそれでよしとします。 ^^



比叡山延暦寺 (Enryaku-ji Temple)
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