2013/12/01

[Travel Writing] 晩秋の海辺のアートシティ

温暖な気候の静岡県は、紅葉の季節もどの県より遅め。12月に入り、北の方では冬支度に入っていても、静岡ではまだまだ赤や黄色の色とりどりの紅葉が見頃。街の中を吹き抜ける涼しいけどちょっと寒い風を受けながら、静岡西部の都市、浜松をPhotowalk。

浜松駅からの秋の風景街灯とアクトシティ浜松浜松城へ向かう道のり


『浜松』という都市名で、おそらく最初に浜名湖を思い浮かべるでしょう。ですが実際に地図を見てみると、浜松は南北に広く広がっており、特に北部は南アルプス山脈の南端に差し掛かっています。また、浜名湖と浜松市街地は実際には結構離れており、市街地から浜名湖への移動は、主に車かバイク(自転車含む)。
今回は市街地を中心にPhotowalkしましたが、浜松市をくまなく歩くのであれば、それこそ1日や2日では無理でしょう。湖、海沿い、そして山と、地形だけでも様々な表情を魅せる都市だと思います。

また、ここは日本が生んだ楽器メーカー『ヤマハ』の出身であり、本社が構えてあります。そこからの派生ということもあって、浜松は音楽の街としても知られており、街の至る所で、音楽にちなんだモニュメントが多く見かけられます。

家康くん

ちなみに、浜松のマスコットキャラクター『家康くん』の袴は、ピアノの柄。ここにも、音楽の街としての小粋な装飾が窺えます。 ^^
しかしその一方で、約80万人という人口と擁していても、商店街の活気は何となくですが今一つ。当然、日曜日、ということもあるのでしょうけれど。折角の風光明媚な街並みでもありますし、静岡の西部ということもあって、名古屋へのアクセスもしやすい。誰もが楽しく暮らせるよう、発展をし続けていってほしいものです。


浜松城公園の錦秋 - 一浜松城公園の錦秋 - 二

浜松城公園の錦秋 - 三浜松城公園の錦秋 - 四浜松城公園の錦秋 - 五

街撮りは、浜松城・浜松城公園、そして浜松駅の界隈を中心に行いました。
マスコットキャラクター『家康くん』にもあるように、浜松市の中心的存在である浜松城は、徳川家康の戦国末期時の居城。江戸時代以降、入城した譜代大名が出生したことから、『出世城』ともよばれ、また天守のお膝元にある浜松城公園は、市民の憩いの場となっています。公園としての規模は少々小振りながら、赤や黄色に染まった広葉樹と、常緑樹の緑のコントラストがとても美しかったです。
竹の小路で出会ったら、大砲レンズを構えたおじさんとも少し会話をしながらミニ撮影教室。さすが、ここに通い尽くしているだけあって、素晴らしい光景を写真に収めていらっしゃいました。 ^^

いつもは古い町並みを中心に選んだ街撮りをしているのですが、今回はどちらかというと現代都市を対象としたPhotowalkでした。とは言え、浜松のランドマークと言ったら『アクトシティ浜松』くらい。その他にもビルはあるものの、『高層ビル』というほどのものはありません。逆に言えば、市街地にビル群が集中しすぎない、調和のとれた街、という見方も出来ると思います。
今回のPhotowalkは市街地が中心であったものの、これだけ広大な都市であるのなら、当然浜名湖や北部の町にも行ってみたいもの。他にどんな表情を持つのか、好奇心がわきます。


最後に、日も暮れてきた頃だし、そろそろ帰りの用意をしようしたところで、浜松駅を挟んで南側の、『浜松科学館』へ。ここは、浜松市の身近な自然から宇宙に至るまで、幅広く科学について展示され、また物理現象を中心とした体験が出来る、いわば子供向けの施設となっています。
とは言え、大人でも十分に楽しむことが出来ます。

その中の、地中の微生物や昆虫を展示するコーナーですが…
何を思ったのか、そこに生きる生物を100倍にした、模擬生物が展示されており、さらにはそれが(単純挙動とは言え)動いているのでして。
つまりですね、100倍の大きさとなったムカデやらミミズやらダニが展示されているのです。これ、観覧した人にトラウマを与えませんかね。 (´∀`;)

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