2012/03/10

[Travel Writing] 西日本梅紀行 - 福岡編

大寒波の影響は日本各地で及んでおり、本来であれば遅咲きの梅が咲く季節に、ようやく早咲きの梅が咲き揃うようなことに。未だ1割程度の梅の開花にも関わらず、開催された梅祭りも終わってしまった、というところも聞き及んでおります。僕の、西日本梅紀行も、もう少し早かったら、きっとガックリ肩を落とすような結果となっていたかもしれません。
福岡 太宰府も、元々は中咲き・遅咲きの梅を探訪することが目的で設定しましたが、予定通りの咲き振りかどうか、心配しておりました。が、それも杞憂に終わり、到着した時には、早咲きの梅が満開を迎えていました。

早春の太宰府天満宮 - 一早春の太宰府天満宮 - 二

太宰府天満宮は、ご存じの通り、学問の神様として知られている、菅原道真が祀られている天満宮。そして、折しも早咲きの梅が咲く2月中旬~下旬は、大学受験の真っ盛り。土曜休日は元より、神様のご利益を少しでも、という学生たちでごった返すこと必至です。そんなわけで、大学受験も一通り終えた、3月中旬くらいを目途にとって訪れたわけですが、それも盲点がありまして…

修学旅行シーズン(学校によってバラつきがあるが、大体3~5月くらい)でもある、という… orz

なるべく混雑を避け、福岡空港に着くや否や一目散に太宰府天満宮に向かったのですが、朝早くにも関わらず、既に沢山の参拝客がいました。まぁ、全くいないというもの寂しい気もしますが…
やはり九州屈指の名所。一筋縄では行かないようです。


実は太宰府以外にも、梅の名所はいくつかあります。大濠公園~福岡城址、そして筥崎宮~香椎宮へ。

福岡城址の梅園福岡城址より福岡ドーム・福岡タワーを臨む

大濠公園の日本庭園早春の大濠公園

この時から、ちょっと外気がおかしいな、と思った次第です。
まだ3月も半ば。肌寒い日が続くはずなのに、割と半袖でも大丈夫なんじゃないか、というくらいに暖かくなってきまして。これまで、大寒波の寒さが幾度となく襲ってきたこともあり、身体が寒さに慣れ切ってしまったこともあってか、汗が薄っすらと噴き出るくらいの体感温度になったのではないのでしょうか。上着を脱ぎ、少し薄手の状態で公園を散策しても、丁度いいくらいです。

太宰府天満宮の梅も、境内に色とりどり咲き乱れていましたので、それは綺麗だったのですが、僕はどちらかというと、福岡城址の梅の方が好きだったりします。立体的に組み敷かれた石垣の上から俯瞰するように、梅園を眺めることが出来ますし。丁度見頃を迎え、白や薄紅色の海のようになっています。
また、更に城址を登っていくと、遥か遠く、福岡ドームや福岡タワーが見えます。雲がほとんど無い青空も手伝って、とても気持ちのいい眺めでした。

そう言えば、福岡市内の景色や夜景を楽しめる福岡タワー、市街地から結構離れているのは何故だろう、と思ったのですが、福岡空港が市街地の近くにあるのが原因なんですね。航空法による建造物の高さ制限。それによって、あまり高い建物が、福岡市内に建てられなくなった、ということなんですね…

筥崎宮香椎宮

その一方で、筥崎宮、香椎宮は、少し寂しそうでした。そりゃ勿論、豪華絢爛な梅園があるわけではないのですが、双方とも、1000年以上の深い歴史があるだけに、ちょっと残念ですね。まぁ、僕としては、これくらいスムーズに、人のいない方が嬉しかったりしますが。^^

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