2013/08/20

[Travel Writing] 真夏の紀伊路 - 中編

さすがは白浜。南国情緒漂う街並みだけあって、朝からあっつい… (A´д`;)

というわけで、昨日の反省点も踏まえ、あまり無茶な行程は踏まず、風に吹かれながらのんびりと街を探検することにした、2日目の紀伊路でございます。
『白浜町』一口にとは申せ、海岸沿いから内陸に至るまで結構広く、見たいところ、押さえておきたいところは数あれど、炎天下の中欲を出し過ぎたらそれこそ昨日の二の舞… と思い、数は絞りつ、あまり広範囲には動かず、をテーマに、街中を歩き、街撮りを実施しました。しかし蓋を開けたら、どちらかというと街撮りじゃなくて沿岸沿いの自然風景を撮っただけのような気が… あまり街中にフォーカスして撮影しなかったというのは、ちょっと失敗だったような気がします。



丁度8月の真っただ中、ということもあり、朝6時台とは言え、既に白良浜には海水浴客が。さすがに浜を覆い尽くすほどの海水浴客ではないものの、白良浜のパラソルは既に全て予約済み。ほとんど人のいないところを撮りたいなぁ、と思っていたのですが、流石にそれは出来ませなんだ。まぁ、全く人がいなくて寂しい、というより、ある程度人がいた方が、人気のビーチとしての雰囲気も伝えやすくなるのでは、と。

レンタサイクルで自転車を借り、白浜は主に海岸沿いをぶらり。この白浜での街歩きで最も失敗したのが、海中展望塔。800円というそこそこ高い料金を払ったにも関わらず、内容はしょぼい… 黒潮の栄養分たっぷりの海流が、海中の窓ガラスをいい感じに濁らせ、折角窓から海中の様子を見ようとしてもよく見えず… 展望室も狭く何か面白い仕掛けがあるわけでもないため、個人的には非常に残念なスポットとして印象づいてしまいました。
と思ったら。
ここからは女子の皆さんに朗報。料金所から海中展望台に向かう短い屋外の道中、ふと横に視線をそらすと、崎の湯露天風呂の男子風呂が丸見え。望遠レンズや双眼鏡をお持ちの皆さん! 筋骨隆々の男の裸体を見るならココですよココ!!(爆)
……ちなみに女子風呂はしっかりとガードされており、見ることは出来ませなんだ。 (´・ω・`)
(ここまで女子の皆さんへの朗報)

白浜は、その名の通り大部分がビーチかと思ったらそうでもなく、切り立った崖や岩場の方が多くある、という印象です。そんな岩場に波が打ち付け、自然の景勝を見事に作り上げているのだと思います。その特筆すべきところが、千畳敷であり三段壁、といったところでしょう。
しかし、特に千畳敷はあまり単独で近づくなかれ、浜辺ではないから海水浴客はまずいないものの、やはり白浜は白浜。リア充の痕跡がいくつも散在していたのでした。 (´д`;)
ここら辺で、というかちょっと前から、この白浜を街撮りの対象にしたことを後悔したりしています。ここは野郎単独でブラブラ歩くところじゃねぇな、と… (´;ω;`)
とは言え、何かの縁で折角訪ねたこの地。時間の許す限り回ろうじゃないか、と、血の涙を目にいっぱい溜めながら進んでいったわけであります。
三段壁では、さらに地下の洞窟へ。灼熱の様な地上の暑さとは一変して、やはり地下は涼しい。荒々しい太平洋の海と波が作り上げた自然の奇勝を、心行くまで堪能しました。

最後は、白浜が生んだ巨人、南方熊楠の生涯が綴られている記念館へ。小高い丘の上に建てられており、記念館に到着するために、結構勾配のある坂を登る必要があるのでご注意を。
博物学者、民俗学者として、もはや歩く百科事典とも言うかのように、様々な学問へ探究し、多岐に渡って研究を続けた熊楠。特に植物などの収集は、目を見張るものがあります。これらの収集品の他にも、熊楠が生前交流していた学者仲間との手紙などの遺品も展示されています。僕も、こういった好奇心の向く分野に対し、自分が思う以上の収集癖があるので、小振りな記念館ながらもこういった展示を見るとワクワクしました。 ^^


白浜を後にして、一路大阪へ。SNSで知り合った人とお食事。その日は大阪で宿泊し、最終日は和歌山へ戻り、友ヶ島を目指すのでした。

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