2012/02/13

[Travel Writing] 空と海と陸で日本横断旅 - 愛媛編

今回の旅の大きな目的2つ目、それは氷結した白猪の滝を見ることです。

昨日のうちに、臼杵市から定期フェリーを使って愛媛へ。久しぶりのフェリー。これでこの度は、宮崎への空路、鉄道やバス等の陸路、そして海路も利用したことになります。臼杵から八幡浜までの所要時間は約2時間。太陽が西日となり、燦然と輝く様相を見て、海風にあたりながら、東へと向かいます。
宿泊は松江市にて。そこから、早朝の電車に乗って、東温市まで向かいます。白猪の滝は、横河原駅からバスで約30分、バスに揺られて白猪滝口バス停に到着。さらにそこから、約30分、山道を歩きます。
基本的に滝川に沿った道のりで、森の中です。途中まで道路は舗装されているものの、雪解けの水が凍てつく朝の空気に触れて凍り、ところどころで滑ります。歩く際は、細心の注意を払った方がいいかもしれません。

折しも、この日は平日。普段なら、学校や職場に向かっている人たちばかりでしたから、僕が行く道は全くと言っていいほど人はいませんでした。白猪の滝にも、誰かが来たような気配はなく、ほぼ独り占め状態です。^^

白猪の滝 - 一白猪の滝 - 二

 「白猪の滝に、どうして行こうと思ったんですか?」
愛媛出身の知人に尋ねられた言葉。何故と言われても、答えは、その雄大な姿をこの目に焼き付けたいから。ただ単にWeb上の写真だけでは飽き足らず、実際にこの目で見て、この耳で聞いて、この身体で自然の全てを感じ取る。それこそが、旅の醍醐味だと思うんです。
そしてそれは的中し、誰もいない森閑とした空間の中で、一人、氷結した滝を見ながらの時間は、正に極上と言えます。
愛媛では、ここ連日の暖かさが影響してか、完全氷結とは言えず、一部が融解していました。それでも、眼前に広がる自然の神秘には、ただただ、息を呑む以外に他ならないのです。

しかし、一旦滝口から降りると、そこはしとしとの雨。加えて寒気の影響で、宮崎と同じく早咲きの梅ですら咲き揃っておらず、松江の市内を巡っても、ちょっと寂しい限りでした…
桜にしろ梅にしろ、本当に花の季節は読みにくい。飛行機のチケットは1か月以上前に予約しているのですから、尚更ですね。
また、愛媛には他にも、行きたいところ、見たいところがたくさんあるのです(『肱川おろし』とか)。47都道府県全てを踏破したと言っても、まだまだ既成事実に過ぎず、実のところ、知らないところはたくさんあるんですね。そういうところをくまなく歩いていきたいですね…

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