2012/10/07

[Travel Writing] 錦秋の千畳敷カール

不勉強ながら、千畳敷カールを知ったのは、実は今年に入ってから。Wikipediaのトップに掲載された写真の、夏の千畳敷カールを見た瞬間から、「ここに行きたい!」という衝動に駆られ、すぐさま行き方や必要な所持品等を調べたくらいです。 ^^;

中央アルプスの宝剣岳の直下に広がる氷河地形(圏谷)。冬から春にかけてはスキー、夏は登山に高山植物観賞、秋は紅葉と、年中無休で楽しむことが出来るこの場所は、まさか ロープウェイに何時間待ちもの大行列ができるほどの大人気 とは思いもよらず、最初は本当に軽くあしらっていたのです。何せ、新宿から高速バスで約3時間、駒ヶ根ICから1時間もかからないうちに、千畳敷カールの麓である『しらび平』にたどり着き、そこからロープウェイに乗っていくのですから。
結構簡単にアクセス出来るんだなぁ、高速バスだって、1時間に1本のペースで出ているんだし、と軽く見ていたら痛い目に合う。だって、シーズン中ともなると、そのロープウェイは凄い時になると 4時間待ち になる、というのですから!

その主な原因は、菅の台バスセンターからの乗車。新宿から駒ヶ根ICに降りる、もしくは駒ヶ根駅からのバスの乗車であれば、それほど混雑はしていない、というか、むしろガラガラに近いです。菅の台バスセンターは、名古屋からの高速バスのターミナルになっている、ということもさることながら、中央アルプスの登山を楽しむ登山客のホテルが密集している、ということもあり、このバス停から一気に混雑が始まります。
僕の場合、日中は大混雑が予想されることから、駒ヶ根市で一泊し、早朝06:30のバスで『しらび平』まで。しかしそれでも、菅の台バスセンターでは既に大行列が出来ており、且つ、千畳敷カールまで行くための唯一の交通手段であるロープウェイは、早朝にもかかわらず 1時間以上の待ち! 早朝だからと言って油断は本当に禁物。そんな場所なのです。 ^^;

加えて、中央アルプスという天候の変わりやすい山の気候であるのは勿論のこと、特にこの千畳敷カールは、恐らく霧が濃い場所なのではないかと思います。例え、駒ヶ根市や伊那市で晴れていたとしても、山の方は曇っていたり、もしくは雨模様だったり。ようやく僕が千畳敷カールにたどり着いた時も、濃い霧に覆われていて、一応、半径5m以内の紅葉は見ることが出来たのですが、やっぱりこれくらいかぁ、と思っていました。その矢先のことです。

錦秋の千畳敷カール - 一錦秋の千畳敷カール - 二

錦秋の千畳敷カール - 三錦秋の千畳敷カール - 四

さーっと霧が晴れ、千畳敷カールの全景が目に飛び込んできた時の衝撃! 前日の乗鞍エコーラインと同じように、息を呑む風景とは、本当にこのことを言うんでしょうか…
もし、このまま千畳敷カールが霧で覆われたままだったら、30分としないうちにロープウェイで降りようかと思いましたが、こんな絶景を見たら最後、隅々まで堪能せずにはいられなくなり、結局2時間以上はてくてくと歩いたかと思います。千畳敷カールだけであれば、40分くらいで散策できるのですが… ^^;

勿論、この時は本格的な登山道具は持っていませんでしたので、宝剣岳への登山はせず。しかし、ロープウェイに乗ってきた観光客の多くが、宝剣岳に向かっていました。夏場に、一度挑戦してみようかな、と思っています。基本、素人ですけれど… ^^;


乗鞍岳、千畳敷カールと、1泊2日の行程で、北アルプスと中央アルプスの早い紅葉を堪能してきました。これまで、何度も行きたいと計画を立てては立ち消えしていたところだけに、今回こうして行くことが出来て、また、雨に降られなかっただけでも幸いでした。
また、両方とも初めての訪問で、しかも紅葉シーズンという人気絶頂の時に行きましたので、そもそも帰りの足をちゃんと確保できるかどうかがドキドキでしたが… ^^; まぁ何とか帰れてよかったと思っています。今度は、夏の登山シーズンに、改めて行ってみたいですね。そして、その土地ならではの料理や、温泉を堪能したいとも思います。



千畳敷カール (Senjojiki Cirque)
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