空と海と大地を駆け巡る、日本横断の旅。これまで、ちょこちょこと方々を駆けずり回ってきましたが、いよいよ、残り2県となりました。そのうちの一つ、宮崎県へ。
まずは、宮崎市に鎮座する宮崎神宮へ。折しも、訪ねた日は2月11日 建国記念日。丁度境内では、神武天皇の即位を祝う、紀元祭が催されていました。厳粛な空気の中で執り行われる祭事、巫女の舞、そして剣舞。日本古来より連綿と培ってきた伝統が催される様は、正に僕が長年目にしたかったものでもあります。
宮崎神宮は、雰囲気としては、明治神宮や伊勢神宮とよく似ています。日光が降り注ぐ中でも、やや薄暗い森の中、文字通り森閑とした雰囲気に包まれています。一方、参道を抜け、拝殿に到着すると、一気に開けた場所になります。
宮崎神宮を後にし、市民の森・シーガイアへ。2月とは言え、日差しがあるからかそんなに寒くありませんでした。ですが、この冬の大寒波の影響は、ここ宮崎にも及んでいるようで、早咲きの梅も、まだほんの一部しか咲いていないようでした。
そんな中でも、早咲きになるように調整された花々が、シーガイアの花壇を彩っていましたね。いち早く、春を満喫することが出来ました。^^
またシーガイア近辺は、数々の神話が息づく場所でもあります。市民の森とシーガイアを挟んだところにある江田神社は、伊弉諾と伊弉冉を祀り、延喜式にも記されている由緒正しい神社なのだそうです。小ぢんまりとした佇まいですが、参道の入り口には、(新しく製作されたものですが)天照・月読・素戔嗚の像が建てられています。また、市民の森の奥深くに、やや大きめの池があります。伊弉諾が黄泉の国での穢れを清めるための禊をした『みそぎ池』ですね。周囲にはいくつか紙垂が取り付けられていたことから、ここが神聖なる場所だというのが分かります。
初めて訪れたところではあるものの、まだまだ行き足りないところがある宮崎の旅。今回は、少し既成事実を作るような勢いがありましたが(汗)、次は、しっかりと目的を持った旅がしたいなぁ、と考えています。特に、高千穂や西都原古墳等、神話が息づく場所を歩いてみたいですね。
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