その一つが、サッポロファクトリー。サッポロビールの本拠地です。こちらも、明治時代の開拓使が設立した、麦酒醸造所が発祥で、当時、ほとんど何もなかった札幌の地にあり、知名度どころか何も無いところから始まったにも関わらず、今では日本を代表する企業に成長しましたね。これも、フロンティア精神が生み出した所以でもあるのでしょう。
サッポロファクトリーのレンガ館では、無濾過のビールを堪能できるレストランや販売所がある他、お土産屋やレストラン、ブライダルにも利用されています。かつての工場の面影は、一部の展示に収まっているものの、外観や、どことなくレトロな店内の雰囲気が、往年の環境を感じさせます。
札幌の散策と言えば、大通公園ですが、真冬の大通公園は、どこもかしこも道路から除雪した雪が大量に積まれ、ほとんどの場所で立ち入り禁止のトラテープが… 公園内を歩けるところも多少はあるけれど、そんな状況だからか立ち入っている人もほとんどおらず、立ち入った足跡も無かったり…
う~ん。やはり大通公園は、雪まつりの時に行くべきだったか。他の季節では、桜だったりライラックだったりと、見どころ満載なんですけれどねぇ。こればっかりは仕方がありません。
最後のスポットは、JRタワーの展望台。実は、前の晩に札幌に到着し、JRタワーの展望台に上ったのですが、吹雪のため全く見えず… (´д`)
この日も、午前中~昼過ぎくらいまで、曇っていたり、晴れたと思ったらまた雪がちらついたり、と、不安定な天気が続いたのですが、15時くらいからようやく天気も安定に。札幌を離れる直前に最後のチャンスとしてJRタワーに上りました。雲が完全に取れたわけではないものの、冷たく澄んだ空気のおかげで、遥か遠くまで見渡すことが出来ました。
この日、夜の鉄道で函館へ移動する計画ですが、その前に小樽へ。目的は勿論、冬の小樽運河です。 ^^
小樽に到着した時は、もう山々に陽が落ちるか落ちないかくらいの日没時。いい感じに空が紫色に染まってきておりました。
徐々に空の色も暗くなり、小樽運河の灯りが点り始め… 黄昏の闇が街を覆う頃、幻想的な運河の光景が目に飛び込んできました。つんざくような寒さであるにも関わらず、しばし見惚れていました。
今回の北海道旅、流氷の他にも見たかったのが、真冬の小樽運河。雲が多かったためか、夕焼けの染まり方ももうちょい! という感じでしたが、それでも、紫色に染まりつつある空と小樽の街並みは美しかったですね~。
しかし何と言っても夜! 『小樽雪あかりの路』イベント開催中ということもあり、小樽運河を彩る灯りは、より一層、幻想的で美しく、また運河脇の倉庫に雪が積もっていたことで、冬ならではの厳しさと美しさが備わった光景を目の当たりにすることが出来ました。何物にも代えがたい経験に、ただただ、感謝せずにはいられません。 ^^
サッポロファクトリー (Sapporo Factory) | 小樽運河 (Otaru Canal) |
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