10月の始めに、乗鞍岳、そして千畳敷カールへ行きました。そこだけでもあまりの紅葉の見事さに、ちょっとお腹いっぱいになってしまいましたが… ^^; それでも、やはりこれまで見てみたいなぁ、と思った場所を、ある意味片っ端から見たい、という衝動が強く、意を決して行ってみました。
行先は新潟県の上越地方、妙高高原と直江津です。
妙高高原の紅葉は、10月下旬から11月上旬にかけてが見頃。標高もそれほど高くなく、交通の便も良い。いもり池まで、妙高高原駅からバスが出ていますが、距離もさほど遠くはありませんので、ハイキング感覚で周遊するのもいいかもしれません。
まだ少し緑が青色をしているところも散見されますが、総じて秋の装い。天気も良く、空の青さも相成って、最高の秋晴れの下での紅葉狩りとなりました。
いもり池から少し歩いたところに、白樺の遊歩道があります。鬱蒼と生い茂った林の中を、約500mくらい歩く程度の小ぢんまりとした遊歩道。むしろ、それ以外のものが無いのがいいですね。紅葉の雑木林の中を歩く。しかもあまり注目されているところでもないため、人も全くと言っていいほどいません。こういうところを歩くのも、いいかもしれません。
妙高高原の次は、直江津へ。
レンタサイクルを借りて、直江津市内を周遊。まずは、少し遠い春日山城へ。
春日山城は、言わずと知れた上杉謙信の居城。にして、難攻不落の山城です。春日山城の麓までは、緩やかな坂道。駐輪場に自転車を止め、春日山神社に上るのですが、その階段が一番きつかった… これ以上にないっていうくらい急峻でしたし。お年寄りとかお子さんとか、春日山神社の階段は大変ですわ… (´д`)
春日山城の本丸は、春日山神社の境内からさらに山道を歩いて20~30分。急峻な山道ではなく、山道も整備されています。が、一部では柵も無いところもあり、歩行の際には注意が必要です。また、山城はまさに自然の要塞。蜂もいれば蛇も出ます。十分にお気をつけください。
ただ、春日山の山頂でもある本丸に登り切った後の景色は格別! 上杉謙信になったかのような気分です。なお、本丸から直江津港の方へ目をやると、何やら港湾の工場が… 今回は時間の関係上、工場撮影には参りませんでしたが、改めての機会に行ってみようと思います。
直江津は、上杉謙信が本拠を構える場所として有名ですが、実は親鸞聖人が流れ着いた場所としても有名であることをご存知ですか?
直江津の街を自転車で周遊すると、至る所で、親鸞ゆかりの社寺や、親鸞聖人が直江津に流れ着いたスポット等を見ることが出来ます。ここへ流れ着き、京の都に帰ることを望みに、浄土真宗の不況を行っていた親鸞聖人ですが、ついぞ京の地に足を付けることは叶わなかったそうです… それでも、その地に根付いた浄土真宗の教えは、今もなおそこかしこに受け継がれ、今日に至っている。彼の教えは、人々の救いとして横へ横へと広がっている。人生、全てが不幸な結末しかないのか、といったら、あながちそうでは無いですね。彼の生き様・記憶、後の世にも、連綿と受け継いでいくことだと思います。
妙高高原 (Myoko Plateau) | 春日山城址 (Kasugayama Castle Site) |
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