もうちょっと天候はよくなってくれないものか… という淡い期待も虚しく、昨日の飫肥に引き続き、福岡、そして佐賀県唐津市でも曇天。 orz
『花曇り』という言葉があるように、この時期の天気は不安定になりがちなもの。いくつか写真を拝見しても、曇天の下の桜も、ほんわかな雰囲気が醸し出されて、柔らかな美しさを放っているのですが… 個人的には、スカッと晴れ渡った青空の下、コバルトブルーと薄紅のコントラストが好きでしたので。 (´∀`;)
やはりここでも気を取り直し、唐津市内をPhotowalk。
唐津藩の城下町として発展してきた唐津市。ところどころでかつての史跡を見ることは出来るものの、全体としては大部分が近代都市として発展しており、当時の面影をしのぶところは限られているように思います。
一口に『唐津市』といってもその範囲は広く。今回歩いたところは主に市街地。松浦川を挟んで唐津城の反対側の海水浴場には、松が林立しており、天橋立などにも見られる海岸の光景を目にすることが出来ます。佐賀市の方へ足を伸ばそうとするなら、山間を抜ける必要がありますし、西の方へ行くと、豊臣秀吉の明侵攻の拠点に築かれた名護屋城跡が(今回は名護屋城跡には足を運んでいませんが、機会がありましたら是非とも行きたいところです)。かつてそこには、民への出兵のために数多くの武将が集い、それに伴って商人も集まったため、一時期は10万人ほどの人口になったとか。世が世なら、名護屋の地こそが、佐賀の最も賑わいを見せた土地だったのかもしれません。
前日の飫肥は、やや雨脚が強かったため、史料館などの屋内にいることが多かったので、曇天ではありますが唐津ではほとんどを屋外で過ごしました。唐津城の城内だけでなく、旧高取邸や唐津神社、石垣の散歩道等を散策。市街地には、至る所に桜が植えられており、ほぼ全てと言っていいくらいの満開状態。花曇りではありますが、しとやかな春爛漫の空気を感じることが出来ました。
旧唐津銀行本店地下のレストラン『唐津迎賓館』で、食事を兼ねて一休憩。14:00くらいの昼過ぎでしたので、入った時にはお客さんは僕一人のみ。
ランチメニューを堪能していたところ、一組のお客さんが。地元で先生と呼ばれている初老の方で、渋めの色の和服がお似合い。お連れの美女は中国の方、ですが日本語ペラペラで、同じく着物がすっごいお似合いの方。「お一人旅ですか?」という質問から始まり、何度か話をして打ち解けた、のはいいものの、結構威勢のある方で… 既にランチでお腹いっぱいなのに、ビールを勧めてくるからさぁ大変。もつか! オレの胃袋! (´д`)
「すみません、ちょっとお手洗いに…」と、小休憩もかねてトイレに駆け込み、まぁ事なきは得たのですが、「折角ではありますが、流石にこれ以上ご厄介には…」とやんわりと断り、お店を出た次第です。
まぁ、ちょっときつかったですが、旅の合間ならではのハプニング、というのも、なかなかいいものです。 ^^;
飫肥、唐津と天候に恵まれない中で、Photowalk終了。こんな天気だったけどまぁよかったよね… と帰り支度を初めて瞬間、雲の切れ目が。まぁそれもその後日が暮れるまで大きくはならなかったものの、帰る瞬間に晴れ間が(ちょっとでも)覗くとか何のいじめかと。 (´・ω・`)
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