竹田城へは、JR播但線 竹田駅から徒歩で歩いていけます。だいたい20~30くらいの登山道。登山と言ってもトレッキング感覚で登ることが出来ますが、思ったより急な上に、結構滑りやすいですので、特に冬場に行かれる際はご注意ください。
竹田駅周辺にも宿泊施設はあるのですが、交通の便やその他の施設へのアクセス等も鑑みて、竹田駅よりやや北部にある、和田山駅へ。24時間営業のスーパーマーケットがありますから、夜でも買い出しは可能なのですが、和田山駅から結構歩く上に、ホテルに置いてあるスーパーマーケットへの地図があまりにも分かりづらくて、1時間くらい迷った挙句に辿り着けなかったという… orz
やはり、事前に調べておくことは重要だと、またもや(これまでにも何度もあったのに…)認識した瞬間でした。まぁ何とか飲み物はありましたので、空腹だけは何とか凌げました。そして翌朝になり、朝6:00くらいの電車に乗って竹田駅へ。一路、竹田城へ登ったわけです。
宿泊当夜、和田山近辺にも雪がちらついていたものの、積もるには至らなかったし、鳥取・津山の経験もあったので、さほど大きな期待は寄せていなかったのです。ところが、和田山駅を出て竹田駅に向かう途中の田園風景に目をやったところ、一面の雪化粧。そして空は晴れ。これ以上の絶好の条件は無いというくらいに。
いやいやいや、やっぱり実際に登らないことには、最終的な判断・評価は出来ない。喜びもあり、不安もあり、期待もありの、複雑な感情を持ったまま、いざ竹田城へ。登りきった時に目に飛び込んできた絶景は、この世のものとは思えないほどの壮大な美しさを放っていました。
一面銀世界の城の遺構。青空。雲海。朝陽の輝き。その全てが凝縮された景色が眼前に広がるところを見た時の感動は、汗をかきぜーぜー言いながら登ったことなど、悴むような寒さなど、一気に忘れ去ってしまうくらいでした。
竹田城の歴史は室町時代から。当初は太田垣氏によって統治されましたが、その後戦国の群雄割拠の時代に、織田と毛利の対立が深まる中で、その拠点として竹田城を攻略。羽柴秀吉の弟、羽柴秀長が一時的に城代となります。その後も何度か太田垣氏と攻防を繰り返し、最終的に織田方が攻略。太田垣城は滅亡します。
その後は、秀吉方の武将である、桑山重晴や赤松広秀が入場し、赤松広秀の代で竹田城は完成します。しかし、秀吉の死による豊臣方の衰退、関ヶ原の戦いによって西軍は敗退。城主・赤松広秀の切腹と、徳川家康の命により、竹田城は廃城。石垣をはじめとするいくつかの遺構を残したまま、現在に至ります。
それから時を経て、映画『天と地と』のロケーションが行われたり、世界遺産『マチュピチュ』のような景色を東洋でも見ることが出来る、というような触れ込みから、話題が膨れ上がりまして。機会を得て、ようやくそのお目通りが叶った瞬間です。
雲海は、秋から冬にかけての早朝、その前日に雨か雪が降った後の、湿気を含んだ空気が急に冷え込む、という、かなり限られた条件が整った時にのみその姿を見ることが出来ます。大抵は、太陽が昇り切る朝8時くらいには、その姿を消してしまうのですが、この日は思った以上に長く、8:30くらいまで雲海の壮大な景色を見ることが出来たと思います。
雲海が消えかかるまで、手の指先なんかだいぶ冷え切ってしまいましたが、またとない機会でしたので、しっかりと目に焼き付けていきました。
一面銀世界の城の遺構。青空。雲海。朝陽の輝き。その全てが凝縮された景色が眼前に広がるところを見た時の感動は、汗をかきぜーぜー言いながら登ったことなど、悴むような寒さなど、一気に忘れ去ってしまうくらいでした。
竹田城の歴史は室町時代から。当初は太田垣氏によって統治されましたが、その後戦国の群雄割拠の時代に、織田と毛利の対立が深まる中で、その拠点として竹田城を攻略。羽柴秀吉の弟、羽柴秀長が一時的に城代となります。その後も何度か太田垣氏と攻防を繰り返し、最終的に織田方が攻略。太田垣城は滅亡します。
その後は、秀吉方の武将である、桑山重晴や赤松広秀が入場し、赤松広秀の代で竹田城は完成します。しかし、秀吉の死による豊臣方の衰退、関ヶ原の戦いによって西軍は敗退。城主・赤松広秀の切腹と、徳川家康の命により、竹田城は廃城。石垣をはじめとするいくつかの遺構を残したまま、現在に至ります。
それから時を経て、映画『天と地と』のロケーションが行われたり、世界遺産『マチュピチュ』のような景色を東洋でも見ることが出来る、というような触れ込みから、話題が膨れ上がりまして。機会を得て、ようやくそのお目通りが叶った瞬間です。
雲海は、秋から冬にかけての早朝、その前日に雨か雪が降った後の、湿気を含んだ空気が急に冷え込む、という、かなり限られた条件が整った時にのみその姿を見ることが出来ます。大抵は、太陽が昇り切る朝8時くらいには、その姿を消してしまうのですが、この日は思った以上に長く、8:30くらいまで雲海の壮大な景色を見ることが出来たと思います。
雲海が消えかかるまで、手の指先なんかだいぶ冷え切ってしまいましたが、またとない機会でしたので、しっかりと目に焼き付けていきました。
竹田城 (Takeda Castle) |
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