吉備路の旅のきっかけは、菜の花畑から見える備中国分寺の五重塔を見た時。
これまで、『春』を題材にした写真は、梅や桜が中心でしたので、華やかではあるんですけれど、色合いは一辺倒。勿論梅も桜も僕は大好きです。ここらへんで、ちょっと変化を付けたいな、と思ったわけです。
そこに来て、長閑な吉備路の風景に、主張することもなく静かに佇む五重塔。そして、それを囲うように咲き乱れる菜の花。全てが、僕の心をガッチリ掴んだわけです。^^
吉備路の出発点は総社駅から。レンタサイクルで出発です。レンタサイクルは、そのまま総社や岡山市(西側)を回って総社駅で返却するか、吉備路を突っ切るような形で、吉備一宮駅で返却するかの二通りがあります。僕は後者を選びました。その後、岡山を経て大阪に行くのに便利ですので。
さて、自転車を借り、喜び勇んで吉備路を駆け抜け、一路備中国分寺を目指したわけですが…
肝心の菜の花が、全く咲いていませんでした。場所間違えた? と思い、住職さんに聞いたところ…
「今年は植えられていないか、まだ咲いてないのかもしれませんね~。だいぶ寒い日が続きましたものね~」
とな。そ、そんな… orz
また、南側から境内に向かって右手の方の梅は、丁度見頃を迎えていましたが、左手の梅(こちらの方が規模が大きい)は、満開の花は皆無に等しく、全体としても3~4割程度… 寒波の影響は、はっきりと表れているようです。う~む、残念…
自転車をこぎながら吉備路を東へ。予報では曇りのはずなのに、ポツポツと雨が降ってきました。 Σ(゜д゜;) 菜の花の写真を撮るために、備中国分寺でだいぶ粘ってしまったし(さっさと聞けばよかったものを…)、大阪へ行く時間も既に計画済みだから、遅れることも出来ないし…
吉備路は、実際のとこ行きたいところは山ほどあったのですが、限られた時間と言うこともあり、少々急ぐはめに。た、旅の醍醐味が… いつもこんな無茶苦茶な旅程を組むからこーなる… orz
岡山の梅紀行、次なる場所は、吉備津神社、そして吉備津彦神社へ。
いずれも、吉備津彦命を祀る、歴史深い神社で、特に吉備津神社は、岡山県指定文化財でもある廻廊が有名ですね。そこから見える吉備津の街並み、もし晴れていたら、はるか遠くまで見渡せるのでしょうけれど、雨天のため今回は見えず。また、ゆっくり回りたいところでもあります。
さらに、吉備津神社では、(恐らく)高校生による弓道の練習も行われていましたね。弓道場が設えていたようです。矢を射る時の、静かな神社に響き渡る声が印象的でした。身が引き締まる一瞬一瞬でしたね。
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