2014/06/22

[Travel Writing] 萌葱色の世界

流石に梅雨時の香川、旅の始めも最後に至るまで、しとしと雨は避けられませんでした。 (´∀`;)
とは言え、それを見計らっての旅でもありますので、カメラ等の機器が扱いにくいと少々嘆きながらも、雨は雨で楽しもう、と思い、香川市街地を歩きました。

それでも、高松駅を降りた時の、しとしとどころかドザーッという雨にはちょっと萎えましたけれどね… (´∀`;)



高松駅を降りてすぐの目的地は、高松城。これまでいくつもの城跡を見てきましたが、もう目と鼻の先が港、堀にも海水が引き込まれている城というのは例がないかもしれません。にも関わらず、堀の水の色が混じりけの無い浅葱色になっていて、何とも不思議な感覚になったのを覚えています。


披雲閣の中も観察したかったのですが、訪れた日は広間でイベントが開催されていた模様で断念。高松港をぐるりと回り、琴平線に乗って栗林公園へ。



新緑から深い緑へ。丁度、雨が庭園の緑をより一層色濃くし、正に、公園全体を浅葱色に染めていました。栗林公園は桜や紅葉の名所として知られていますが、ほぼ濃緑一色に彩られた庭園もいいですね。季節の見頃の花や紅葉がないからこそ、観光客もそれほど多くなく、ゆっくりと散策することが出来ました。


栗林公園の見どころと言うと、飛来峰から臨む庭園の風景が挙げられますが、個人的に好きなところは、写真にもアップしている、楓岸の小路です。石畳と苔、そして木々の枝振り等が、小ぢんまりとしていながらも目を見張るもので、今の時期は濃緑ですけれど、まさに紅葉の季節になれば、この道が赤く染まるのでしょう。東京に住んでいると、なかなか四国に行くことは出来ませんが、一度見ると、やはりまた行きたくなるものです。そして、出来れば雪に覆われた栗林公園も。 ^^